百折(ひゃくせつ)不撓(ふとう)!

百折(ひゃくせつ)不撓(ふとう)! 2020年6月8日

 

新型コロナウィルス禍。その猛威は、全世界を侵食し、とどまるところを知らない状況である。この数ヵ月で世界の風景は一変しました。前回、HPの4月1日号で、世界全体で感染者は60万人を超えた(死者は3万人を超えた)、と報告しましたが、6月4日現在では、感染者は652万人超(死者は38万人超)となり、実に10倍強の感染者数(と死者数)が増え続けている状況である。

 

一方日本でも、3月28日現在感染者数は2,431人(死者数55人)であったのが、6月4日現在感染者数は17,740人(死者数926人、感染者・死者ともに横浜クルーズ船の人も含めて)となりました。

 

日本では、4月7日、緊急事態宣言を発令、5月末には全都道府県の宣言が解除されました。この間の政府の施策はもちろんだが、何よりも国民一人ひとりの懸命な努力と忍耐が、一日も早く平穏な日々を甦らせる最大の力となるという国民の総意のもと、少しずつではあるが、終息へと向かっています。

 

歴史的にみると、人類が生命の危機に直面したのは、これがはじめてではありません。ちょうど百年前にはスペイン風邪が流行し、世界全体で5億人以上が感染し、5千万人が死亡、日本でも、感染者2千3百万人(当時の総人口は5,600万人)、死者は50万人近くに上ったといわれている。

 

各国は、その時の体験を今回の危機管理に十分生かすことができなかったわけであります。

 

毎日のコロナ報道をみていると、いつまで続くか予測できない状況に、不安とあせりが募ります。しかし、人類は幾度も危機に直面しながら、その都度危機を乗り越え、今日まで歩んできました。つまり、現在の状況は必ず克服されることを、歴史は教えてくれています。

 

では、その為に大切なものは何か。

 

日本の将来のために、いま為すべきことは、何か。

 

感染症のウィルスは、身体に忍び込むが、同時に心に忍び込もうとするウィルスがある。困難に耐え、努力する心を蝕むウィルスである。その為には、心の免疫力を高めることである。とある人がいいました。

 

その特効薬は、よき言葉、よき教えに触れることではないだろうか。我々の回りの師がいう。長生きの秘訣は、「笑うこと」「退屈しないこと」という。元気に生きた人は、心身のウィルスに勝ってきた人であり、そういう人の言葉には、力もある。同時に、それに触れること、感謝すること、感動することであることを知る。

 

人類の歴史は、ウィルスとの闘いの歴史であるかもしれません。その闘いに打ち勝って、あるいは共生して、人類は前進してきた。

 

どんな困難にも屈しないこと。百回倒れたら百回立ち上がる。それが人類のDNAである。私達もこのDNAを活用して、苦境を克服したいものです。

 

そして、最後に、坂村真民先生の詩の一部に、

 

「嵐はかならず去る 火はかならず消える 夜はかならず明ける このことがわかれば 大抵のことは解決する…」

 

感染症という危機を何度も乗り越えた人の詩は、力がある。

 

そして、こんな時だからこそ、祈ることの大切さを、教えられる気がする。

 

大自然の前では、もろくはかない人間は、とても抗えるものではない時、大自然の一分子に過ぎない。

 

だから人は、嵐が吹けば祈り、日照りが続けば祈り、病になれば祈り、疫病がはやれば、祈ってきた。

 

謙虚に祈ること。お互いの心を安らかにして、大きな力を生み出すのだ。

 

そして、我々はこの新型コロナウィルスに、絶対に勝たねばならない。みなさんと力をあわせて、がんばろう!