創業者塾に講師として参加しました! 過去アーカイブ

創業者塾に講師として参加しました! 過去アーカイブ

創業者塾に講師として参加しました! 開催期間 11月17日~12月8日

<創業者塾とは>

創業者塾とは、この先創業を考えている方に、どのように計画を立てていくのか支援していく講座です。
主催は岡崎市の岡崎商工会議所が行い、創業者の経営計画を具体的にして、計画を「言葉」と「数値」に置き換え、実際に金融機関の方々を前に発表するという講座です。

 

この創業者塾の講師として、岡本会計からも2名が担当となりました。

 

<創業者塾の目的>

わが国経済の活力を生み出していくための大きな課題は、新事業に挑戦する力強い中小企業の創世です。
昭和60年代前半から廃業率が開業率を上回るという危機的現象が続いていますが、この現状を打破し、新事業分野を開拓し新たな雇用を創出してわが国経済を活性化していくためには、全国各地で創業活動が活発に行われていくことが極めて重要です。

 

また、既に事業を営んでいる経営者の方々が自社の経営を見直し、経営革新を図ったり、新たな事業展開を行うなどの「 第二創業 」は、新規創業と比べて雇用創出効果が高く、わが国経済の活性化を効果的・効率的に進めていくことができます。

 

このような問題意識を踏まえて、チャレンジ精神をもって果敢に創業しようとする方、経営革新を図ろうとする方に対して、最新の情報や知識を提供し、創業・経営革新に当たっての支援を行っていくことを目的としています。

 

この創業者塾の参加者は9名おり、エッチング彫刻工房、和食カフェダイニング、リフォーム、音楽教室、防災・危機管理アドバイザー、WEB塾、食育レストラン、木造家具・雑貨小売、屋内ソフトボール練習場を目指す方々が集まりました。

 

事業種類は多く、将来の事業に対して強い思いを持った方々が、真剣に取り組んでいました。また、講師も参加者の方々の夢を実現することを目的に親身に指導提案しており、先日、無事に最後の発表会を終えました。

 

今回、岡本会計事務所の職員が講師をさせていただいた方を中心に、創業者塾の報告をさせていただきます。

 

創業を目指してこられた方は、防災・危機管理アドバイザーとして創業を目指す川田様と、WEB家庭教師マッチングサイト及びWEB塾を創業する筒井様です。

<川田様の事業内容>
2010年10月まで上場会社の初代危機管理マネージャーとして14年にわたり、危機管理体制の整備、人材育成に従事してこられました。その経験を踏まえ、「 地域全体としての防災能力強化 」及び「 人づくり 」という経営理念のもとに、行政組織及び民間の防災活動に携わる人たちの活動を支援するという事業を行う予定です。60歳になり、生まれ育った地域への恩返しも経営理念に取り入れ、これまでのプロフェッショナルとしての経験を活かし、事業を成功させるための創業計画を作成して発表しました。
<筒井様の事業内容>
新しい働き方、学び方を提案し、多くの人に再チャレンジする場を提供したいという経営理念のもとに、WEBを活用した家庭教師のマッチングサイトと、WEBで行う学習塾の運営を販売商品として、創業予定です。今の情報化社会の先端をいく、新しい事業を展開していく計画です。

今回の創業者塾は、発表会を含めて4回の開催であり、その中で創業者の方に作成していただくものは、経営方針について「 経営理念作成 」「 経営の目標設定 」、商品/市場戦略について「 販売する商品・サービス 」「 商品・サービスの開発方針 」「 対象とする市場・顧客層 」「 市場・顧客層の開拓方針 」、成功の条件について「 成功するための必要/十分条件 」、6ヵ年目標損益計算書、6ヵ年目標貸借対照表、6ヵ年予測キャッシュ・フロー計算書になります。これらは創業計画書といわれているものです

 

発表会においては、信用保証協会様、蒲郡信用金庫様、豊川信用金庫様、西尾信用金庫様、日本政策金融公庫様、TKC中部会創業経営革新支援委員長様がコメンテイターとして参加され、各発表者の方の発表内容について厳しくも暖かいコメントをされておられました。

 

川田様も筒井様も、強い気持ちで創業を目指しており、経営理念、事業内容のビジョン、売上高の具体的な数値設定から、コストの計算まで非常に具体的な考えをお持ちになられていたためにコメンテーターからのコメントもとても良い評価を受けておられました。
そのコメントの一部を紹介させていただきます。

 

金融機関様から、川田様へのコメント
「 強い思い、経験も有り、事業はコストも少ない。本当に安心して見ていられました。防災は必要だが後回しにされる。その中で如何にして関心を持たせるのか?企業経営の中の防災について切り込むことができれば、道が開かれていくと思います。 」
「 どのように認知度を向上させるかのみが問題です。東海地震のエリアではあるが後回しにされています。地元の中小企業は横の繋がりがあるので、認知されれば一気に動くため事業として成功できると思います。 」

 

金融機関様から、筒井様へのコメント
「 親が何故、学習塾にお金を支払うかを考えて、対策を講ずれば事業としては大丈夫だと思います。 」
「 とても魅力的な事業であると感じました。情報化が進んでいる時代で、この発表された内容が実現されれば、ユーザーも増えていくでしょう。しかし、大手通信添削会社は、過去にwebによる塾において失敗しています。なぜ失敗してしまったのか。この点を考えて、是非、頑張ってください。 」

 

金融機関様から、上記のようなコメントをいただき、川田様も筒井様も事業を始める自信がついたように感じました。

 

岡本会計は、創業を計画している方を全面的にバックアップして、事業成功への支援をさせていただきます。今後も創業計画の作成支援、開業に対する質問等をお待ちしております。