今、世界中が、日本中が 「一切(いっさい)皆(かい)苦(く)」の最中に、苦しんでいます!

今、新型コロナウィルスが世界に爆発的拡大しています。日本も例外でなく、このことで、2020年7月予定されていたTOKYOオリンピック・パラリンピックまで、延期となりました。

 

さて、この問題をどう考え、どう行動し、どう対処していくか、悩める日本人が、また世界の人々が苦しみ抜いているのが現状です。

 

2020年3月28日現在、感染者は世界全体で60万人を超えました。中国の武漢から発したこの新型ウィルスは、あっという間に世界に広がり、今も感染者は増え続けています。

 

そして死亡者も増え続けています。3月28日現在で、死者は3万人を超えました。特にイタリアは1万人を超え、スペイン、中国、アメリカも増え続けています。

 

日本も、感染者 3月28日現在 2,434人、死者 55人となっています。(内、クルーズ船の感染者 712人、死者 10人を含んで)

 

今、政府も手を打っていますが、国民一人一人が自覚して行動しないと、本当のパンデミック(感染症が世界的規模で同時に大流行すること)になりかねません。

 

釈尊は、「三法印」という教えを残されています。

 

一つ目が、「諸行(しょぎょう)無常(むじょう)」 世の中は常に移り変わり、思うようにはならないという教え。

 

二つ目が、「涅槃(ねはん)寂静(じゃくじょう)」 人間が生まれて死んでいくのは当然のことなので、恐れてはいけない。いかに静かな安らぎを持って、生きていくべきかを教えた言葉。

 

三つ目が、「諸法(しょほう)無我(むが)」 諸々の法には我というものがなく、すべての存在は繋がり合っています。

 

ところが人間は皆、我がままです。我がままでない人間は一人もいない。時には嘘をつくこともありますが、嘘で固めた生き方ではいけない。いつも真実を表す、大きな心を育てなさいという教えです。

 

釈尊は、この三法印にもう一つ、「一切(いっさい)皆(かい)苦(く)」という教えを付け加えられました。人間は、生まれた時から死ぬまですべてが苦しみだというのです。

 

今、世界は新型コロナウィルスで多くの人が苦しみ、もがいていますが、大切なことは、苦しみの多い人生であったとしても、そういう思いやり気持ちを失わないで、他の人に対して手を差し伸べていくことではないかと思う。

 

人類の英知は、必ずこのウィルスとの闘いを勝たなければいけません。

 

今は、そっと、医学の発展を信じ、新薬の開発も時間はかかるでしょうが、我々ができる事を間違いなく実行することで、この闘いに勝てる日がくることを信じたいものです。

 

イタリアは、すでに、多くの感染者が医療機関になだれ込み、医療崩壊をきたしていると、報道されています。

 

しかし、この疫病を絶対にパンデミックにしてはなりません。人類の英知を駆使して、互いの人を思いやり、互いに力を出し合って、乗り切りたいものであります。

 

人間は、なかなか無にはなれません。

 

無になれないとしても、命ある限り生き抜いて、自分の花を咲かせられるという信念をもって、この闘いに勝ちたいものです。

 

「三(さん)冬枯(とうこ)木(ぼくの)花(はな)」という禅の言葉があります。

 

十二月、一月、二月の三冬、この一番寒い季節に立つ枯木が花を咲かせる。「真冬の枯れ木に花なんか咲くはずがない」と考えるのが、大半の人でしょうが、実は、枯れ木であっても、内に秘めたる力があれば花を咲かせることができるし、花を咲かせようとする精進努力を忘れるな。これこそが人間の生き方であるということを、教えています。

 

今日も、世界中で、日本中でこの新型コロナで、感染者が増えて死者も出ていますが、我々人間の英知が必ず、この闘いに勝てることを信じ、一人一人が、やれることをやっていきたいと思います。